August 9, 2008

よき人たれ

今年の夏は、エジプトでダイブマスターを取って、いつでもダイビングインストラクターで働けるようにしようと思っていたのですが、いろいろあって、ハワイのハワイ島に来ています。

多くの人と話していると、「いいなー、ハワイ。リラックスできて。」と言われますが、まったく持ってリラックスなんてできないです。なんつーか、ブルーワーカー状態です。そして、ボランティアに積極的に関わっています。そのために、来たわけではないので、本業もしっかりしないといけない。。。さて、実際に、ボランティアをしなかったら、引き篭もりになって、あまり人と話さないんだろうけど、おかげさまで、いろんな人に会う機会をいただいています。しかし、リラックスだけなら、京都にいたときの方がリラックスしていたと思います。

最近はいろいろ頼まれごとが多く、肉体労働も兼ねたお手伝いをしています。こうやってボランティアで社会に、コミュニティに、いいことをしていると、なぜかいろいろな人に助けてもらうことができることに気づきました。

昔は私もおせっかいで、いろいろ人を助けるのが好きだったのですが(美化しすぎ)、ここ8年ほどフリーライダーに近い状態になり、「自分さえ良ければ、いいや」と思うようになっていました。必死に長時間労働することが、「スマートではないし、自分は無理だなぁ」、なんて思っていたりしました。今でも、「雇われて働くことに関してのみ」、その思いは変わりません。雇用関係にあるのならば、仕事は仕事として、より効率良く、ビジネスライクに付き合うのがいいと思っています。基本的に、啓蒙本は生理的に受け付けなくて嫌いなのですが、最近の仕事啓蒙本なんかは、どんどんドラスティックに仕事をしていこう、という流れがあるように思えます。いや、普通の仕事に関しては、それで私も同意ですし、納得しています。私も、ホワイトカラーな仕事で自己実現なんて、ほとんどの人にはできない、と考えています。(昔、どこかの人事部長を引退をした人の講義を取って、その講義の中で、彼が仕事と自己実現を結びつけることを延々と語ることに、激しく嫌悪感を持ったことを思い出します。)

しかし、雇用関係ではなく、好意として働くこと(ボランティアとか)に関しては、自分の道徳に従い、「義理、人情、難波節」で働くことが、よい人生につながるように感じるようになりました。そして、よきことをしていると、いつの間にか、いろんな人が助けてくれる、ということをハワイで実感しています。

最近の風潮では、いろいろと他の人でもできることは、どんどんアウトーソーシングするのが、いいと言われているなか、このようなボランティアでは、どんどんDIYで解決していきます。そして、彼らが住んでいる社会にとって、コミュニティにとって、役に立つことがあれば、どんどんと助けにいきます。まぁ、何人かの人は、すでに引退した人だから時間を持て余している、とも思うのですが、この行動力はずば抜けています。

そして、彼らは、よき人のネットワークを持っています。よき人には、よき人を紹介して、さらに気持ちのいい活動をすることが出きるような社会を無自覚に作り上げています。アメリカでは、人のネットワークがとても大事だと言われています。会社に仕事を頼んでも、イマイチなものしか返ってこなかったり、全然反応がなかったりなんて日常茶飯事です。個人の裁量が大きいのですね。その代わり、素晴らしい人を知っていれば、それだけで取引コストと機会コストを最低まで落とすことができます。会社よりも、人なんですね。

最初は、表面的なお手伝いをしようと思っていた私も、こちらで、よきことをしている人を手伝うようになっています。そうすると、自分の気持ちも幸せになるばかりか、いろいろ私のために助けてくれるようにしてくれる人がおり、結果的にプラスの方向へ動いているような気がします。そこで、「よき人たれ」というのは、すごく重要なんだな、と気づきました。もちろん、「よきこと」とは、自分の中にある道徳に関してであって、100%皆が同じものを「よきこと」と思っているわけではないと思います。適当だけど、80%くらいかなぁ。

先日、ボランティアのつながりで、ヒロにあるライオンズクラブの人たちの晩ご飯と会合にお呼ばれしたのですが、なかなか興味深かったです。若者はいなくて、半分以上が引退した人たちばかりなのですが、善意で集まった昔の学級組織のような感じでした。いい年こいたオッサンらが、いい関係を築いていている学級組織です。変な表現ですが、懐かしくて、うれしかったです。というか、半分以上が日系人で、名字は、馴染み深いものばかりでした。三世までなると、日本語を話せる人があまりいないですね。

Leave a comment

Bloglines feedburner